2008年8月3日日曜日

Microsoft Office Picture Manager による画像管理法(色)

 今回は画像の色の調整方法について説明します。
色を調整する目的ですが、例えば撮影した写真がデジタルカメラの性能や撮影環境によって思っていたよりも異なった色合いを示す場合があります。そんなときに画像の色を調整することによって自然に見せることができます。また、意図的に色を調整することによって奇抜な写真にすることもできます。

 色の調整は [色] 作業ウィンドウで行うことができます。[色] 作業ウィンドウの表示方法は作業ウィンドウ上部の [作業を開始] をクリックして [色] をクリックすることで表示できます。(図 1)

図 1 [色] 作業ウィンドウの表示方法

 それでは実際に画像の色を調整してみましょう。図 2 に示す画像はなにも調整されていない状態です。

図 2 調整前

[色] 作業ウィンドウの [色合い] の数値を変更することによって画像全体の色合いを、[値] の数値を変更することによって色合いの強さを調整することができます。
図 3 の画像は [値] を +60 、[色合い] を-100 に調整した結果です。画像全体が紫色に変化したことが分かります。

図 3 [値] +60 、[色合い] -100

画像の中で色がある部分を白くしたい場合、[色の調整] をクリックしてから、画像の中で白くしたい部分をクリックすることによって白くすることができます。
図 3 の画像では、色合いを調整したことによって画像の背景も紫色に変化してしまいましたが、背景を白色にしたい場合は [色の調整] をクリックしてから、背景をクリックすることによって背景を白色に調整することができます。(図 4)

図 4 背景色を白色に調整

画像の鮮やかさを変更したい場合 [鮮やかさ] の値を変更することによって調整することができます。[鮮やかさ] の値が大きいほど灰色の成分が減少して鮮やかになり、 [鮮やかさ] の値が小さいほど灰色の成分が増加して鮮やかさが失われます。
図 5 は [鮮やかさ] の値を +100 、図 6 は [鮮やかさ] の値を -100 に調整した結果です。モノクロ画像を作成したい場合は [鮮やかさ] の値を-100 にするとよいでしょう。

図 5 [鮮やかさ] +100

図 6 [鮮やかさ] -100

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