メモリとは、情報を一時的に記憶する部分を指し、PC のいかなる作業にも必要とされます。そのため、メモリ容量が不足すると、PC の速度低下やフリーズといった問題が生じます。そんな問題を解決するために今回お勧めするのが、メモリ増設です。
今回はXP を例にメモリ増設を解説していきますが、生協 2007 年度モデル(東芝)、2008 年度モデル( hp )に当たる Vista の方も、増設の仕方はほぼ同じです。
まずは、メモリ容量が不足しているかどうか確認をしてみましょう。
メモリ使用量を確認する
●キーボード操作で開く方法
キーボードの左側にある[Ctrl]キー、[Shift]キー、[Esc]キーを同時に押す
※「Windows のセキュリティ」画面が表示される場合:[タスクマネージャ]をクリック
●マウス操作で開く方法
タスクバー上の何も表示されていないところで右クリック→[タスクマネージャ]をクリック
2.[パフォーマンス]タブを選ぶ
3.以下の項目を確認する
・物理メモリ
合計・・・PC に実装されているメモリサイズ
利用可能・・・空きメモリサイズ
システムキャッシュ・・・ディスクキャッシュに使われているメモリサイズ
・コミットチャージ
合計・・・プログラムおよびシステムに割り当てられている仮想メモリの合計
制限値・・・システムやすべてのプログラムに対して提供できる仮想メモリの量
最大値・・・仮想メモリの量の最大値
コミットチャージの合計<物理メモリの合計
→メモリの範囲内で、快適に動作している
コミットチャージの合計>物理メモリの合計
→パフォーマンスが悪くなっている⇒メモリ増設がおすすめ
メモリ増設を行う場合、まずは、以下の手順でPC のメモリ容量を確認しておきます。
メモリ容量の確認
1.[スタート]をクリック
2.[マイコンピュータ]を右クリックし、[プロパティ]をクリック
3.「全般」でメモリ容量を確認する
メモリ増設の方法
~準備するもの~
・メモリモジュール
※dynabook SS MX/2シリーズに適した増設メモリ
256 MB (タイプ1 ) 型番:PAME 2561
512 MB (タイプ1 ) 型番: PAME 5121
1 GB (タイプ1 ) 型番:PAME 1001
・ドライバー
~作業の前の注意点~
・電源を切り、AC アダプタとバッテリなどPC 本体についているケーブル類を取り外す
・電源を切った直後はやけどの恐れがあるので、電源を切った後、30 分以上たってから作業を始める
・身近な金属にふれて、身体の静電気を放電する
~作業~
STEP 1 カバーを開ける
1.PC 本体を裏返し、バッテリーを外す
2.ドライバーでメモリカバーのねじをゆるめ、メモリカバーを外す
STEP 2 メモリ増設
1.メモリを固定している左右のフックを開き、メモリを引き抜く
2.ソケットと増設メモリの切り欠きを合わせ、増設メモリを斜めに差し込み、かちっと固定するまで押す
3.メモリカバーをはめ、ねじでとめる
4.バッテリーをつける
STEP 3 メモリ容量確認
1.PC を起動する
2.PC のメモリ容量を確認する
[スタート]をクリック→[マイコンピュータ]を右クリック→[プロパティ]をクリック→全般
3.メモリ容量がアップしているか(ちゃんと取り付けられているか)確認する
※もしメモリ容量に変化がなければ、STEP 1 からやり直してみてください
PC を快適な状態で使用するためにも、「動作が遅い」「フリーズする」という場合はメモリ容量の確認をしてみてくださいね。
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